福岡の学会に参加してきました。
目と一言で言っても、細かく色んな分野に分かれていて、それぞれに学会があります。今回の学会はほとんど全分野を対象としている、眼科で一番大きな学会です。
広い会場に限られた時間…。今回は、出来るだけ目新しいものを探しにいくことにしました。
中でも、面白いと思ったものが2つ。
①アレルギー性結膜炎診断キット
アレルギー性結膜炎は、通常、特徴的な所見や症状、血液検査等で診断しますが、このキットは、涙を使って簡単に診断できてしまいます。血液の場合、必ずしも目の状態と相関しないこともしばしばありますが、その点は涙なので確実です。ただ、感度が100%ではないのと、原因物質特定まではできないということなので、さらなる進化を期待したいところです。
②液体コラーゲンプラグ
ドライアイの治療で、目薬等で改善できない場合、プラグというシリコン製の栓を涙点(涙が鼻に抜ける穴)に差し込んで目を潤わせる方法があります。とても、良く効きますが、外れてしまったり、異物なので、人によっては、違和感や炎症がでることがあります。新しい方法は、シリコンの代わりにコラーゲンを注入するもので、3ヶ月くらいでコラーゲンはなくなってしまいますが、目にやさしく、気軽にできるので、軽症の方や冬のみドライアイの方でも、気軽に試してみれるのではないかと思いました。
<おまけ>
最後の日に、ちょっと志賀島へ寄ってみました。ちょうどお祭りで、流鏑馬をやっていたのですが、あまりの迫力に驚きました。
写真1
写真2