昼休みを使って、アスタキサンチンの勉強会をスタッフと行いました。
アスタキサンチンは、現在、最強の抗酸化物質といわれ、医療の世界でとても注目されています。カロテノイドの1種で、その抗酸化作用は、ビタミンEの約1000倍、βカロテンの10倍、リコピンの10倍といわれています。
老化を防止するという点から、皮膚のシミ・シワ治療のような美容や認知症への効果が有名なところですが、眼科分野でも、治療がなかなか難しい、緑内障やドライアイへの効果がかなり待されており、先日参加した学会でも取り上げられていました。その他、眼精疲労、白内障、網膜疾患等への効果も研究されているようです。
食品で摂る場合は、エビ、カニ、シャケなどに含まれる赤色色素に多く含まれていますが、1日の適量といわれる12mgを摂取するのはとても難しく、サプリメントで摂ることが現在のところでは現実的です。一般的にはまだ多くは流通していないようですので、当院でも、近いうちに医療機関向け商品の取り扱いを開始しようと考えています。
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